パソコンと年寄り
私は、「パソコンは中高年者のおもちゃである。」と考えている。こんな面白いものを若者に占用されていてはかなわない。老化防止の道具にもなるのに。
パソコンを使って将棋や碁をしている人もいる。パソコンを使って資料を集め、自分史を作っている人もいる。写真を整理して写真集を作っている人もいる。・・・など、パソコンの活用法はいろいろとあるようである。
私はシニア向けのパソコン講座の講師をボランティアでしている。70歳を過ぎてから、中には80歳になってから、パソコンを学ぼうという人が結構いるのに驚かされる。周りの仲間がメールでやり取りをするようになったら、自分はパソコンが出来ず、仲間外れになっているような気分だ。悔しいので、メールを学びたいという人がいる。覚えるスピードは遅いが、人の2倍も3倍も同じことを学習して身につけてしまう。「継続は力なり」というが、その言葉通りである。
メールがを出来るようになって、アメリカにいる孫とメールのやり取りをしているのだ、という言葉を聞くとこちらも嬉しくなる。年をとっても、繰り返し学習すれば覚えることが出来るということは、それだけ脳が活性化されているのだと思う。パソコン学習は老化防止の効能があるといえる。
問題は学ぼうという前向きの気持ち、チャレンジャー精神を持ち続けることが出来るかどうかである。年をとったからといって、家に引きこもらず、積極的にいろいろなことにチャレンジしてみましょう。
頭の体操には、パソコンに挑戦することをお勧めします。
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