1月9日の日本経済新聞に『「年金だけで暮らせぬ」65%』という記事があった。日本経済新聞社が昨年12月に調査した結果によると60、70代の65%が「年金だけでは生活費が足りない」という。
公的年金の受給額は、大多数が月20万円強であり、一方生活費は月20万〜30万円である。従って、月々の家計はトントンか赤字ということになる。ゆとりある生活をしようとすると月32万6千円必要であるという調査結果もある。年金だけで生活をしようとすると、かなり切り詰めた生活を強いられることになる。
年金制度の改革が議論されており、現在の水準を維持してくれる保障はなく、これからは年金額がさらに減少することを覚悟しなければならない。昨年9月にIMFから出されたレポートには各国が年金改革に着手すべき期限が示唆されているが、日本の期限が示されていないという。何故ならば、このレポートの基準で日本の期限を計算すると2003年で既に手遅れとなっているからである。従って、年金制度を破綻させないために、近い将来ドラスティックに年金額を減少せざるを得なくなることも予測される。
私の場合、公的年金を満額受け取れるのは62歳からなので、この期間の資金を準備しておいた。来年まではやりくりつくことになる。しかし、公的年金を満額受け取っても生活が苦しい、或いは年金がドラスティックに減らされるとなると、公的年金を満額受け取れるようになるからといって安閑とはしていられない。働かねばならなくなるかもしれない。一方、私はせっかく手に入れた自由時間を就職ということで失いたくないとも考えている。また、働こうとしても就職出来るかどうか疑問である。
それではどうするか。自分の好きなことをしながら少しの収入を得る道を探すことである。私はそれに向かって一歩一歩前に進んでいるが、まだまだ道のりは遠い。しかし、私は楽観的に考えている。定年前から計画していたことであり、自分が目指す限り、必ずゴールにたどり着くと確信している。
皆さんはどのように考えますか。
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