定年退職1年後
                               2005.04.04

定年退職をして1年がたった。定年退職後の生活を楽しむキーワードはこころ(生きがい)、健康、経済(お金)の3つのKであるという。この3つのKについて考えてみる。

こころ(生きがい)については問題ないといえる。
会社時代には会社人間であったが、何の未練も残さず大満足の会社人生を卒業して、地域社会の人間へと変身出来た。現在は地域で生きがいづくりの支援活動やパソコンのボランティア活動等いろいろな活動に参加しており、地域の新しい仲間とのつきあいを楽しんでいる。特にパソコンの講師活動は知的刺激とともに教える喜び、感謝される喜びを味わっている。

第2のKである健康についても問題ないといえる。
先月風邪で寝込んだのは予想外であったが、健康状態は良好であると言って良い。ウォーキングと水泳で健康の維持に努めている。ウォーキングは一人で歩いているのだが、ウォーキングをしながら頭の中に浮かんだことをいろいろと考えるのが面白い。あれこれ考えていると、元気になってきて今日一日「がんばるぞ」という活力が出てくるから不思議である。また、周りに人がいないときは調子ぱずれの歌を歌う。私は音痴である。歌を歌うのがこんなに楽しいとは知らなかった。今まで人前で歌ったことなどなかったのが、酒の席で歌えるようになったのだからウォーキングによる収穫である(歳のせいで羞恥心がなくなったのかもしれないのだが)。水泳によりひざの痛みも腰の痛みもなくなったので、これも収穫である。体力も以前よりついてきたように思える。

3つめのK、経済(お金)は問題である。
現在の収入は年金だけである。年金だけでは余裕のある生活は出来ないし、ボランティア活動だけでは経済的自立をするだけの収入を得られないのである。現在は手に入れた自由時間を楽しんでいるので、これを捨てたくない。なんとか好きなことをしながら収入も得られる道を探したいと考えている。これは、思ったほど簡単ではなかった。予想以上に時間がかかっている。今までにばら撒いた種の芽がそのうちに出てくるだろうと、のんびりと構えているが、その内に焦りだすことになるのだろうか。

2つのKは上手くいっているが、1つのKは課題として残っているといったところが定年退職1年後の状況である。

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