老親と一緒に住んで考えること
                               2005.02.21

両親と一緒に生活を始めてもうすぐ満3年になる。父は92歳、母が87歳である。3年前と比べるとかなり衰えてきているがこれはやむを得ないことである。しょっちゅう身体のどこかが痛いといっている。しかし、二人ともいたって元気で「要介護」にもならず自立した生活をしているので、私たち夫婦は助かっている。一緒に生活をしているといっても、すべての生活が一緒ではない。老親は、二人でやれる間は二人で生活をしたいと言っているので、その言葉に従っている(親が子に負担をかけまいと思って言っているのかもしれないのだが・・・)。セミ・二世代住宅で台所が別々になっており、二家族があまり干渉しあうことなく生活が出来るようになっている。料理を差し入れしたり、通院の手助けをしたり、掃除の手助けをしたりする程度であるが、老親にとっては子供と一緒にいるということが安心感につながっているようである。先日明け方に大きな地震があった時に、すぐに声をかけて異常のないことを確認したが、こういうことが一緒に生活をしているメリットである。

老親が元気でいるといっても最近は物騒な世の中で老親を二人だけにするのは不安があり、私か妻の一方が出来るだけ家にいるようにしている。定年退職したら数泊の旅行を夫婦二人で楽しもうとしていたが、これはしばらくお預けとしている。夫婦二人でゆっくりと旅行を楽しめるようになるまでは、現状の健康を維持しておきたいものである。

そのうちに老親の介護が必要になるかもしれないが、夫婦二人で助け合っていけば何とかできると思っている。しかし、現在私は主夫業失格である。料理が出来ない、家事が出来ないと家のことになると駄目人間である。口では夫婦二人で助け合ってと言っているが、このままでは介護も家事もすべて女房に頼ることになってしまう。定年退職をしてもうすぐ1年になるが、いまだに料理が出来ない、家事が出来ないということで反省している。家事の半分くらいは手伝えるようにしないと女房から嫌われて夫婦二人で楽しく旅行をするなどということは出来なくなってしまうかもしれない。

健康維持と同時に家事も出来るようにしなければと悩んでいるところである。やる以上は楽しんでやれるようにしたいのだが、嫌な家事が好きになる妙案がないだろうか。

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