地元を歩く
                               2005.05.02

先日、取手市の「新四国相馬霊場八十八ヵ所巡り」をする集まりに参加した。この日は稲戸井駅に集合し、糠塚古墳群→東光寺薬師堂→高源時→高井城跡→妙見八幡宮→明音寺→さくら荘→延命寺→岡台地→野仏・船形地蔵→仏島山古墳→大日山古墳→岡神社のコースを歩いた。自然豊かなところで車も少なく、歩きやすいウォーキングコースで楽しんだ。取手市に住んでいながら、今まで訪れたことのなかった土地である。雨模様の天気であったが、いくつかの新しい発見をした約4時間のウォーキングであった。

高源寺では、洞穴に子育て地蔵を安置している樹齢1600年と云われる幹周りが10mもあるケヤキの大木に驚かされた。このケヤキは地蔵ケヤキと呼ばれており、県指定の天然記念物となっている。また、平将門の拠点は取手市藤代の岡台地にあったとか、高井城址公園には戦国時代の城郭があったとか、今まで知らなかった地元の歴史を垣間見ることが出来た。さくら荘は桜の名所であったが、この日はほとんどが散ってしまっていて、素敵な桜を鑑賞できなかったのが残念であった。さくら荘の下の小貝川にキリンビール(取手工場)の取水場がある。ビールの製造にはきれいな水が必要であることから、小貝川の水はきれいな水であると言える。

会社時代は自宅と会社の間の往復だけで地元を知らないでいたが、定年退職をすると自由な時間が増えて自然との接触を楽しむ機会や、地元を知る機会も増えてくる。自然の中を散策する素敵な場所が見つかると嬉しくなってしまう。春は花々が咲き乱れており、この美しい自然を楽しむ時間を持てることは幸せである。

自分の身近なところにも知らない世界がある。地元にも目を向けて新しい発見をして見ましょう。


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