定年2年後の生活の反省
                               2006.05.08

定年退職をしてから3年目に入った。定年退職生活を2年間経験したわけである。ここ1年間の生活はどうだったのだろうか。振り返ってみることにする。

1年目は、地域の活動で興味のあるものに手を出して地域との接点を作ってきた。2年目は、地域に貢献できるものを見つけ出して、本格的に活動しようと考えていた。そんな折、社会福祉協議会でボランティアコーディネーターを求めているという話があったので、地域のボランティア活動の活性化のために自分の力を発揮することにより、地域社会への貢献ができるだろうと応募した。1年間勉強しながらお手伝いをして、実態も理解できたことから、2年目は新しい企画を打ち出して、団塊の世代の受け皿となれるよう市民のボランティア活動の輪を広げようと考えていた。しかし、残念ながら、突然社協の方針が変更となり、ボランティアコーディネーターの若返りをすることになったことから、社協という組織を活用してボランティア活動の輪を広げようとした目論見は挫折してしまった。また、ボランティア活動支援をライフワークにして、地域社会に根を張ろうとした計画も消えてしまった。

地域社会に入り込んで、地域社会に貢献しようと意気込んで、現役時代と同じような気分で、ダイナミックに何かを動かそうとしたのが間違いであった。会社の組織で組織をバックにして動いているのと、個人のレベルで動くのは大きな違いがある。象の動きのようなダイナミズムさを求めなくても、蟻のようにちょこまか動きながら時間がかかっても根気よく地道に地域社会に貢献することも出来る。

組織の中に入って何かをしようと「宮仕えをしてはいけない」という教訓を得た。

もう一つの失敗は、パソコン、ビデオ、生きがいづくり、まちづくり委員会などの活動も続けていたため、多忙な時間が続いて自由になった時間を楽しむ余裕がなくなったことである。犠牲になったのは、健康づくりのウォーキング・水泳であった。

また、経済は、年金頼りの生活のままでは不安であり、何とか解決しなければならない課題としてまだ残っている。

3年目は、2年目の教訓を活かして、地域社会・地域社会と肩を張らず、自分も楽しみながら、人に喜ばれることを、個人レベルでしかも長続きをすることを主体にしていく。仲間づくりに役立っている活動も続けながら・・・。健康づくりのウォーキング・水泳にも力を入れようと気持ちを新たにしている。


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