仏壇探し
                                2007.02.05

 我が家には仏壇がありません。父が亡くなったので、位牌を安置する仏壇を買わなくてはなりません。四十九日の忌明けまでに用意する必要があります。

 どんな仏壇を買えばよいか、知識が無いので悩みます。時々仏壇の広告が新聞の折込に入ってくるので、見たことがありますが、ピンからキリまであるようで値段が大きく変わり、どれが普通のレベルの品物かさっぱり検討がつきません。

 取り敢えず、現物を見るのが先決と地元の仏壇店をいくつか見て回りました。それと同時にインターネットから仏壇を検索していくらかの知識を得ました。仏壇は大きく分けると「金仏壇」と「唐木仏壇」があること、「金仏壇」に比較して「唐木仏壇」の方が簡素で、手頃な値段のものが多いようです。また、仏壇の飾り方は宗派によって異なると言うことなので、購入する際には、宗派をはっきりと示す必要があります。

 唐木仏壇を購入することにしたのですが、値段や品質はいくら外見を眺めても素人には、さっぱりわかりません。わかったことは、主材の工法がいくつかあって、工法によって値段が変わることです。無垢材のものは飛び上がるほどの値段がしますから、一般的には、芯材に原木を板状にして貼り付けます(これを「練りつけ」と言うそうです)。板の貼り付け方により、値が高い順に四方練り、、三方練り、二方練り、前練り、貼りといった呼び名があります。更に安いものに、印刷とかプリントというものがあります。また、芯材に木材を使っているものや、圧縮ボードを使っているものなどがあります。これらは、外観だけでは見分けがつきません。

 購入する前に現物をいくつか見たことにより、どんなものを購入すれば良いか、なんとなく分かってきました。しかし、電器品のように壊れたら買い換えるというものではないので、耐久性があって、ある程度見栄えの良いものを買いたいという気持ちもありますが、予算との関係もあり、どれにするかは決まらないままでいました。

 私の知人から、電器の秋葉原と同じように、浅草には仏具店がたくさんある。ぜひ浅草の仏具店を見て、購入するようにと勧められました。そこで、2月3日に妻と一緒に浅草まで出かけて、仏具店を見て回ることにしました。最初に訪れた翠雲堂では、対応してくれた方が親切で、こちらの要求するもの・予算に合うものをいくつか見つけてくれ、良い点、悪い点などを説明してくれました。

 この店でで気に入ったものが見つかったので、仏具一式も仏壇の中に実際に並べてもらい、仏壇と調和するものを選びました。仏壇・仏具・位牌をまとめて購入することにしたら、予算をかなりオーバーしてしまいました。しかし、これが仏壇の商売なのか、対応してくれた方が頑張って思ったよりも値段をカットしてくれました。若干の予算オーバーで収まることになったので、他店にはいかず、ここで決めることにしました。気に入った仏壇を購入することが出来て、浅草まで出てきた甲斐がありました。

 浅草寺をお参りし、遅いお昼は大黒屋の海老天を食べて、帰りました。

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