シニアとボランティア
                               2005.08.15

会社を定年退職した後、何をしたらよいかわからないという人がいます。また、退職をしてしばらくの間は自由気ままにゴルフなどをして楽しんでいた人が、いつのまにか何をしても面白くない、何をしたらいいのかわからないと言い出す人がいます。

会社時代の仲間との交流が続いている人は、親しい仲間と一緒に楽しめるのであまり問題ないようである。しかし、近くに会社時代の仲間がいなくて、会社時代の仲間との縁が切れてしまった人は、新たに仲間づくりをしない限り、自分ひとりだけの楽しみ(一人称の生きがい)となり長続きしないようである。仲間づくりをして共に楽しむ(二人称の生きがい)とか、人の役に立っている(三人称の生きがい)とかいうことが必要なのかもしれない。

個人で楽しむだけでなく、長年培ってきた経験や知識を地域社会に活用したらいかがでしょうか。私はシニアの人たちにボランティア活動をお勧めしたい。ボランティア活動は個人よりも仲間と一緒に行うのが良い。既に活動中のボランティア団体は身近にたくさんあると思う。ボランティア活動は障害者やお年寄りを助ける福祉活動だけでなく、子供を健全に育成したり保護する教育・育成・パトロール活動、自然環境を守る自然保護活動、災害時の支援をする災害援助活動、スポーツやレクリェーションの指導をする活動、文化・歴史を守る活動、国際交流を行う活動等々あらゆる分野での活動があります。

社会福祉協議会にあるボランティア支援センターなどを訪問すれば、ボランティアコーディネーターという相談員がいて、ボランティア団体の情報を提供してもらえるでしょう。ボランティア活動に参加することは、自分の生き方探しにも役立ちます。自分が若いときにやりたいと思っていたことにつながるボランティアに参加してみてください。自分の夢を実現することが出来るかもしれません。

第二の人生をどのように過ごしたらよいかわからなくなったら、ボランティア活動に参加しましょう。地域社会との接点もあります。仲間もおります。社会に貢献しながら第二の人生を楽しみましょう。

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