定年後の悩み
                                2003.04.06


日本経済新聞を読んでいたら、ドキッとする話があった。「定年後どう生きるか」というテーマの勉強会で、女性の人が「定年後、夫が一日中、家にいることを想像すると、気分が暗くなります。」と、話をした。夫と面と向かっても何も話すことがない。自分のやりたいことが制約される。のだと言う。

また、何かの調査によれば、老後一緒に旅をしたいのは、夫は「妻」で、妻は「友人」。定年後の生活では、夫は妻を頼っているが、妻は夫を頼りにしていないし、頼られたくもない。夫と妻の間では、こんなすれ違いがいくつか発生していることになる。

定年前は、夫が働いて給料を運んでくれたから、頼りになっていたが、給料を運ばずに家にいられたのでは、三度の食事も準備しなければならず一日中束縛されるのがたまらないのだ。女房にとっては「亭主元気で留守がいい。」のだ。

定年になったら、家事は夫婦共同作業と考え、家事の一部を分担し、夫の存在価値を示す必要がある。女房が今まで通り女房の仲間と楽しむことに口出しをしない。夫も趣味などの仲間作りをして、自由な生活をすべきである。勿論夫婦共通の楽しみを持てればそれに越したことはない。

私は、会社とは関係のない仲間作りをしつつあるので、定年になってからも女房は女房、夫は夫の生活が出来るだろうと思う。問題は、家事の分担である。今まで家事のことは一切したことがないので、どうなることか今から心配である。どうなるのだろうか。

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