高齢者社会
                                2002.02.08


最近発表された人口推計によると、出生率の低下により少子高齢化が加速して2006年以降人口が減少に転ずるという。そうなると高齢者を現役世代が支えるという現在の年金制度は早晩立ち行かなくなってしまう。また、少子高齢化で労働力が減少して、日本の経済成長率は低下するだろう。人口減は、消費減退となり、住宅需要も落ち込み、教育関係も需要が低下して、社会全体の活性が衰えてしまうことになる。

これを解決するためには、少子化に歯止めをかけることと、労働力を確保する施策が必要である。

即ち、

@出産後も働きやすく待遇を改善して、働く女性が出産に二の足を踏まないようにする

A高齢者にも働く場を与える

B海外からの人材を受け入れる

ことになろう。

この中で、これから中高年を迎える人たちに出来ることは、生きがいとして働くことだと思う。高齢者となっても働く意欲を持っている人にふさわしい働く場を与えてもらわねばならないが、働ける能力と健康がなければ駄目だ。大事なことは高齢者が能力と健康を保つことだと考える。

中には働く場を与えられるのを待つのでなく、自分で起業して働く場を作り出す人もいるかもしれない。過去に於いて高度成長を引っ張ってきた団塊の世代が、今度は高齢者社会において日本経済成長を維持する牽引車となることだろう。

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