ボランティア支援の挫折
                               2006.03.01

定年退職後は地域社会で人の役に立つことをしようと考えていたところ、昨年の3月に社会福祉協議会のボランティア支援センターで働くボランティアコーディネーターを探しているという話があった。これに応募して4月からボランティアコーディネーターとして週2〜3日間働くことになった。その時は65歳まで働けるということであったので、地域のボランティア活動の活性化に役立たせようと、ホームページをつくって情報を発信したり、ボランティアの情報誌を発行したり、それにボランティア活動の相談業務やボランティアを養成する講習会にも力を入れてきた。あれこれ指示する上司がいるわけでないので、自分の考えで仕事できるのが面白かった。2年目からは新しい企画を打ち出してボランティア活動の支援をしようと勉強もしていたが、社会福祉協議会の方針が変わって60歳以上は雇用を打ち切るということになり、3月末で契約を終了する旨言い渡された。中高年の力を活用しようとやっていた制度なのに、60歳以上は雇わないというのも変な話である。ボランティア活動を支援する仕事を軸にして、地域に根を張っていこうと考えていたので残念であった。

これを機会にこの1年間を振り返ってみると、とても忙しく、一つのことに集中できなく、あちこち食い散らかしてきた感じがする。自分の好きなことをしようと、いろいろと手を出してみたり、また、それだけでなく地域に役立つこともしようと欲張っていた。ボランティア支援の仕事を長く続けようと、学習には時間を割いてきたのが、役に立たなくなったで、この1年間は無駄になったような気もする。ボランティア活動の支援をライフワークにしようと考えていたのが、挫折してしまったのである。

これからは、宮仕えなどはせずに、年齢で首にされること無く長く続けられるライフワークを見つけていくつもりである。今もいろいろと手を出しているが、整理をしてもう少し時間にゆとりを持つことにする。折角手にした自由時間である、あちこちに手を出して、食い散らかしただけに終わらせたのではもったいない。

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