地域社会との接点
                               2005.04.25

会社に勤めているときには、会社内でいろいろな人との接点があります。また、仕事がらみで外部の人との接点があります。しかし、定年退職をしたとたんに会社とのつながりがなくなってしまい、それとともに人との接点もなくなってしまう人がおります。勤めているときは、自宅と会社を往復するだけで地域社会との接点がないことから、地域社会に入ることも出来ずひきこもり老人となってしまうわけです。定年退職後に地域社会との接点をどのようにつくっていくかは、定年退職後も人との接点を維持して楽しく生活するための一つの鍵となります。

私も自宅と会社を往復するだけの会社人間だったので地域社会との接点はゼロでした。そこで定年退職する前に地域社会との接点をつくれないかと、市が行っているシニアボランティア講座とかウォーキングとかビデオ講座とか土曜・日曜に行われているいろいろな会に参加しました。会に参加したからといって、仲間が出来るわけではありません。あくまでもきっかけづくりです。参加した人と話をすることにより知らなかった情報が得られるのです。私の場合は、シニアボランティア講座で「パソコンのボランティアグループ」があることを知り、ウォーキングに参加した人にそのグループを紹介してもらい仲間入りしました。現在パソコンの講師をしているのは、市の講座に参加したことがきっかけとなっております。また、無趣味人間であった私が定年退職後にビデオ撮影やビデオ編集を楽しむ趣味の会に参加して楽しむようになったのもビデオ講座に参加したことがきっかけになっています。

定年退職した年の私の活動を「私のプロフィール」に紹介しておりますが、こんなことがきっかけで次から次へと活動の輪が広がっており、社会との接点も増えております。会社時代とはまったく違った世界が広がっており、まだまだ活動の輪が広がり続けております。2年目の今年も新しい活動の舞台が開けつつありますので楽しみがいっぱいです。

定年退職後の生き方はさまざまですが、何をしたらいいのかわからないという人はとにかく何でも良いから手近なものに手を出してきっかけづくりから始めることをお勧めします。1年も続けていれば、自分もやってみたいと思うものにぶつかります。手を出してみることにより社会との接点が生まれてきます。


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