夫婦で楽しむ富士登山
                                2003.07.14


今年も夫婦で富士登山をした。長い間家族と離れ離れの生活をしていたので、サウジアラビアから戻ってからは夫婦で楽しめることをしようとした。国内旅行・海外旅行を楽しもうとしたが、今のところ二人の時間の調整がなかなか出来ずにいる。これは定年後に実行しようと思っている。 

夏の富士登山は、土曜日・日曜日の休みを利用して実行出来るので7月の初めの土曜日・日曜日はお互いにフリーにして出かけようとなった。今年が3回目である。曲りなりに3年続いたので、来年も続けようと思う。登っている時は、へとへとに疲れるので今年が最後で来年はもう辞めようと云うのだが、帰ってきてしばらくすると来年も続けようということになる。

今年は、7月5日・6日の富士登山であった。前日から雨模様の天気であったので、延期しようかどうかと悩んでいた。延期すると時間の調整が難しく、次はいつになるかわからなくなるので日程の方も悩んでいた。当日は雨が止んでいてなんとか持ちそうだということで、ちょっと遅くなったが午後1時半を過ぎてから家を出た。談合坂サービスステーションまで私が運転、その後富士山まで女房の運転である。

富士山の5合目に着くと、寒く登山に出かける人は疎らであった。登り始めたのが午後5時半と遅かったので7合目に近づくころには暗くなってしまった。雨も降り出してきて、寒くなった。二人で声を掛け合いながら登って行ったが、前後に人を見かけなくなった。雨のせいか疲れがひどくなり、だんだん心細くなってきた。第1日目は8合目まで登る目標であったが、7合目で山小屋に泊まることにした。夜になると雨風が激しくなり、明日の登山は駄目かもしれないなぁと思ったが、二人で登れる所まで登ろうということで眠りについた。

翌日幸いにして雨が小降りになったので、朝5時半スタートで溶岩だらけの坂をチェーンの鎖につかまり一歩一歩と頂上に向かった。今年は私よりも先に女房が疲れてしまい、ゆっくりとした歩みとなり、後から登ってくる元気な人にどんどん追い越されていった。私たちは二人で声を掛け合いながら頂上までやっと登りついた。途中私たちと同じように夫婦助け合いながら登っているグループもいた。頂上では女房が疲れきってしまったので、ゆっくり休んでから下山をした。下に戻ったのは夕方6時を過ぎていた。

一人では登りきれなかっただろうが、二人で声を掛け合い励ましあうことにより頂上に辿り着けたのだと思う。富士登山をすることにより二人で助け合うことの大事さを感じ、これからの生活も二人で助け合って元気でいきいきと長生きしたいなぁと思う。帰りのドライブは、毎年私より元気な女房が運転するが、今年は私の方が元気で、私の運転で家に戻った。毎年へとへとに疲れる富士登山であるが、夫婦で楽しむ富士登山であるとも云える。皆さんも夫婦仲良く富士登山をしてはいかが。

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