小学校の恩師
                                2005.01.24


先週 小学校の同級生とのクラス会が3年ぶりに行われました。私が小学校を卒業したのは昭和31年で49年前のことですから、いつの間にか半世紀が過ぎたことになります。昭和31年というと日ソ国交が回復したり、日本が国連に加盟した年でやっと世界の舞台に出れるようになった時です。暮らしはどうだったかというと、洗濯機、掃除機、冷蔵庫が3種の神器と言われ、少しずつ豊かになってきた時代のようですが、写真を見る限りではまだ貧乏な時代だったようです。
卒業時に担任だった先生は現在82歳ですが、まだまだ元気でクラス会にも出席してくださいました。畑で作物を栽培することを楽しんでいるということです。今は温和で好々爺になられておりますが、50年前は教育熱心で、厳しくて怖い先生でした。いつも長さ50cmぐらいの竹で出来た丸棒を握っており、悪さをするとよく殴られたものです。私はおとなしい生徒だったので、あまり殴られことはなかったが、当時の悪はよく殴られていたようです。この悪も今は立派な大人となっており、当時の先生の体罰を懐かしい思い出として、語ります。私にも怖い先生であったが、小学校で厳しく教えられたことが、その後の私の生き方に大きな影響を与え、先生には感謝している。
今の時代だったら、どうなんでしょうか。体罰を認めない現在の学校では暴力先生といって排除されてしまうのでしょう。親が子供を躾けるのに叩くことも時には必要になるが、それと同じく先生が生徒を厳しく躾けるために体罰を与えることも必要になるだろう。生徒がルールを無視したら先生が厳しく躾けることは大事な事だと思うし、またそれが子供に対する愛情だと思うのだが、今は子供の自主性に任せるといって放任主義になっているように思える。子供の自主性に任せるのは高校生以上であって、そのためにも小学校・中学校では厳しく躾けておくべきと考える。躾けておくべき時に躾けず放任しているのは無責任といわざるを得ない。
小学校の恩師に会い、最近の子供たちの異常な行動には教育の場で厳しい躾けが出来なくなっているためではないかと感じました。皆さんはどのように思いますか。

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