年金生活と健康
                               2006.05.01

いつのまにか62歳となり、特別支給の老齢年金(いわゆる満額の年金)が支給されるようになった。その金額をみるとこれで生活出来るのだろうかと不安を感じる。

つつましやかな生活をすれば、年金生活でもやっていけるだろうが、旅行もしたい、趣味も楽しみたいと、お金のかかることもやりたい。そうなると、年金以外の収入の道を持たなくてはならない。自由な時間も持ちたいとなると、再就職をするのではなく、パートやアルバイトなどのように、束縛される時間の短い仕事を探してみるのも良いだろう。生活費以外の楽しむためのお金は、自分で稼ぎたいものである。また、家庭菜園などをして食費の削減を図るのも一つの方法だが、実際には無理である。家庭菜園は趣味の世界であり、持ち出しになりがちである。

日常の娯楽を出来るだけ切り詰める人もいるだろう。また、思い切って現役時代の生活レベルを維持することを放棄すれば、工夫次第でやりくりして支出の削減を出来るかもしれない。年金生活者がどんな工夫をすれば、生活費の支出を抑え、かつ日常の娯楽も楽しむことが出来るのか興味があるが、私はまだ調べていない。

年金生活での問題点は、年金を普通の生活に使ってしまうので、「何かが起きたとき」にかかる費用が無いことである。親の介護や病気でかかる費用をどこから捻出するかである。この時に使えるお金を準備しておかないと、いざという時に困ることになる。私たち世代は、掛けていた終身保険を保険会社の倒産により無駄にしてしまった人もいる。その後、新たに終身保険を掛けた人は良いのだが、そうでない人は年老いて病気で入院した時にかかる費用をどうしようかと不安になる。

病気でかかる費用を少しでも減らすために、普段から健康を維持することは大切である。何もしないで健康を維持しようと甘い考えを持たずに、運動をして適度の食事をして、生活習慣病にならない生活態度を身につける努力は必要である。

さらに、夫婦二人とも寝たきりになったらどうすればよいか。子どもの世話にならないとしたら、どのくらいの費用を準備しておけば良いのだろうか、と心配になる。まだその答えはない。

今出来ること、お金のかからないウォーキングを続けている。

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