インターネット 2002.12.15 |
私がサウジアラビアに長期出張していた時のことですが、8年前はまだインターネットの利用は許可されておりませんでした。サウジアラビアで日本のニュースを知るには、3日遅れで日本から送られてくる新聞を読んだり、ファックスでサービスされている記事を読んだりしておりました。この新聞代は日本の数倍もするので、とてもいくつもの新聞を読むなどという贅沢は出来ませんでした。 ところが、5年前にサウジアラビアでもインターネットが解禁されると速度は遅くても、インターネットで最新のニュースを毎日読めるようになりました。また、E-mailが使えるようになり、日本とのやり取りはファックスと並んでE-mail も多用されるようになりました。勿論写真も即座に送れるのでとても便利になりました。 私は、個人的にもインターネットを利用し、家族にメールを送ったり写真を送ったりと、家族とタイムラグ無しのコミュニケーションを保つのに役立ちました。年賀状の原稿をサウジアラビアで作成し、娘に送り年賀状に印刷してもらい、出したこともありました。インターネットは場所が離れていても空間を超えて即座にコミュニケーションが出来る、素晴らしいものだと痛感しました。 そういう経験からインターネットは高齢者向きのツールだと思っています。身体が衰えて活動範囲が狭まっても、離れた子供達とやり取りすることが可能です。外に出かけなくても情報は得られるし、情報の発信も出来ます。家にいてもショッピングが出来、安く手に入れることも可能です。銀行のお金の管理も出来るし、囲碁の好きな人はインターネットを使って離れた人と碁を打つことが出来ます。 今インターネットを使っている皆さんが周りの中高年者に影響を与えて、インターネットを使える中高年者が増えるように仕向けていったら良いでしょう。私も中高年者がもっともっとインターネットの便利さを知るように、またインターネットを利用出来るように手助けをしたいものだと考えております。 |