高齢化社会を考える
                                 2001.02.18

21世紀の日本の人口は、2005年にピークを迎えそれ以後は減少が始まると予測されています。また、高齢者人口の比率は増大し、三分の一は高齢者になるといいます。このときに問題になるのは、労働力人口が減ってしまい、現在の経済力を維持できなくなるということです。国の活力がなくなり日本は衰退の道をたどることになります。将来も労働力人口を確保する為には、大量の外国人労働者を受け入れなければならなくなるかもしれません。ある試算では、高齢者人口に見合う労働力人口を確保する為には毎年一千万人の外国人を受け入れる必要があるということです。そうなると2050年には、総人口が8億となりその9割が外国からの移民者で占められるという驚くべき数字になるということです。

大量の外国人を受け入れる前に、当然のことながら、働く意欲のある元気な高齢者を活用する社会が生まれてきます。既にそういう時代が始まっており、知恵を使って上手に高齢者を活用している会社も出てきています。高齢者の働く場として、現在の会社での延長即ち定年延長という選択もありますが、体力の衰えということも考えた新しい形態の勤務体制というものを工夫することが大切になります。例えば、一日4時間労働で一週3日間労働という勤務体制も出てくるでしょう。高齢者が働きやすい環境が生まれてきます。

これからは高齢者が弱者になるというのではなく、高齢者自身も自立していきいきと活躍することが出来るということになります。いつまでも健康と若さを保ち、いきいきと長生きできるように普段からの心構えが大事になってきます。私もそのように生きる努力をしていきたいと考えております。

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