定年退職前
                                 2002.12.5

 
会社人間にとって、会社という共通基盤がなくなったら何が残るのだろうか。会社の友人との付き合いが激減して、明日から隣近所の人と交際を始めるのだといっても今まで付き合いの無かった人達と一杯やろうという訳にはいかない。

そうなると、退職前には地域社会と付き合いを始める準備作業がいるだろう。また、60歳で退職したからといって悠々自適といった生活が出来るほどの蓄えがあるわけでもない。また、何もしないでいれば老化を早めるだけだ。やはり何かをしなくてはならないだろう。第二の人生は、束縛されること無く自分の好きな趣味と結びついた仕事をしながら小遣いを稼いで生活をしたいものだ。

地域社会に根を下ろし、好きなことをして小遣いを稼いだり、また地域の人に役立つことをして恩返しをしたい。趣味と仕事を結び付けるにしても、地域社会に入り込むにしても、退職前から準備を始めなくてはならないだろう。

定年退職後いきいきとしている人は、早くから退職後の生き方を考え心の準備をしていた人が多いという。皆さんの心構えはどうだろうか。

私自身は、幸いにして昨年3月で取り組んでいた大きなプロジェクトが節目を迎えたので、プロジェクトから離れ日本に戻ることが出来た。これを転機にして、定年後の自分の生き方を考えることが出来、定年退職までに何をすべきかのプログラムを作ることが出来た。まだ、模索中のところがあり、しょっちゅう軌道修正をしているが、準備作業を着々と進めている。残り1年と4ヶ月だが、通算3年間の助走期間を持つことが出来たのはラッキーだった。これから「いきいき長生き人生」を目指して頑張るぞー。

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