還暦を迎える
                                 2004.02.15

 
今日2月15日は私の誕生日で、還暦を迎えた。毎年の干支は、「十干」(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・申・壬・癸)と「十二支」(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の組み合わせで決まっており、今年の干支は甲申である。私が生まれた年(昭和19年)の干支も甲申であった。満60年して干支が元に戻ることから、還暦というのである。

昔は人生50年であったから、還暦に長寿のお祝いをする意味があったのだろうが、今は人生80年(私は人生100年を目指している)であるから長寿を祝う意味はない。しかし、60歳で定年を迎える人が多いことから、人生の節目として第二の人生の門出を祝うものと考えるのが良いのだろう。

私にとっては会社人生から(地域)社会人生への転換期となるわけである。実際の転換は定年となる4月1日からであるが、誕生日を迎えて覚悟を新たにしたところである。幸いにして、突然定年退職を迎えるのではなく、助走期間を持つことが出来たことから、ソフトランディングに成功すると思っている。それでも不安がある。

自分の覚悟を決めるためにホームページでいろいろと宣言してきたが、本当にそれが実現できるかどうかの不安である。実行する力があるかどうかにかかっている。口で言っただけでは、何にもならない。実行あるのみである。

もう一つの不安がある。会社人生においては、効率を上げる、成果を出すということが課題であったが、地域社会でのやり方はこれとまったく異質のもののように思われる。人の役に立つことをする。それがスローであってもよい。人と人とのふれあいが大事である。スピードからスローへ、この転換が出来るだろうかという不安である。

第二の人生の門出を目の前にして、楽しい夢をみているが、同時に不安も感じ出したところである。実際の門出までにはこの不安を吹き飛ばしたいものである。

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