葬儀 2007.01.22 |
父の葬儀は20日に滞りなく終了した。 葬儀を仕切るのは、私にとって初めての経験だった。父の死を覚悟した時に、お寺さん、葬儀社、石屋等々の連絡先を確認し、父が万一の時に来ていただくお医者にもお願いをしていたので、慌てることもなかった。 最初に医師に来てもらい、死亡を確認していただき死亡診断書を作成してもらった。同時に葬儀社にも連絡し、死亡確認後に来てもらい、お寺にも連絡して葬儀の日取りを決めた。葬儀では、班の方にもお手伝いをしてもらうことになるので、班長さんにも連絡をし、葬儀でのお世話をお願いした。 通夜・告別式は葬儀場で行い、葬儀社がすべてを仕切ってくれたので、重宝であったが、葬儀の予算をいくらと言えば良いのか、皆目検討がつかず、葬儀社の係員から説明を受けながら各アイテムを決めていった。祭壇も、サンプルを見せてもらい、担当者の説明を聞きながら決めた。ぎりぎりまで決まらなかったのが、通夜と告別式の料理の数であった。会葬者が何人来られるのか、見当がつかなかったので仕方ないことである。多めに注文するしか方法がなかった。 お寺に渡すお布施もいくら包めば良いか、皆目検討つかないので、お寺に行き「お布施料はいかほどになるか」を直接お尋ねした。お寺さんも心得たもので○○ぐらいになりますと、教えてくれた。その金額を目安にして、多めに包むことにし、葬儀の翌日にお寺さんに支払うことにした。 葬儀にかかる費用は、意外と大きな金額となる。しかも、突然に必要となるので、普段からいつでも使えるお金を用意しておかねばならない。私の場合は、父が葬儀用として準備してあったお金があったので、それを使わせてもらい、とても助かった。私も、子供たちが困らないように葬儀代を準備しておかねばならないなぁと思った。私の老後の生活費の中に葬儀代を入れておくのを忘れていた。 葬儀は、たんたんと進められ、あまり悲しむこともなかった。しかし、父が亡くなった翌日に父を棺に納め、死への旅支度をさせた時と、葬儀が終わり出棺の挨拶をした時には、涙がこみ上げてきた。覚悟をしていたとはいえ、別れはつらいものであった。 |