オイルショック
                               2005.10.10

原油が高騰したまま高価格で推移しており、世界経済への影響が懸念されております。ガソリンだけの値上げだけでなく、プラスチック製品なども値上げしなくてはならないと言われております。第3次オイルショックの到来が心配されます。

しかし、タイトルのオイルショックは油のことではなく、「老いるショック」のことです。“老いるショックは3度来る!”という本を一橋大学名誉教授の江見康一先生が書いて、かんき出版から出しております。それを拝借しました。

先生は、老いを3段階に分類しております。

  • フレッシュオールド(初老期): 55〜64歳
  • ミドルオールド  (中老期): 65〜74歳
  • シニアオールド  (高老期): 75歳以上

私などは、フレッシュオールドということになります。まだまだ老人ではないぞという感じがします。いいネーミングですね。

老いるショックはいつ来るかというと、ある日突然にやってくるそうです。ある日の朝、鏡を見て、若いと思っていた自分の顔が「白髪が目立って、額が上がってきていて、しわも増え、あごの下の肉がたるんでいる」ことに気づいて愕然とする。これが第一次老いるショックというものです。

私の老いるショックはいつだったのだろうかと考えてみたら、思い当たることがありました。2年か3年前に何かの免許用に写真を撮ったところ唇の両端がたるんでいたので、取り直したところやはり同じだった。家に帰って鏡で自分の顔をじっくり見ると、老人顔であることを認識させられて愕然としたものです。

第二次老いるショックは、病気になって病気を知ること。第三次老いるショックは、がんでは肺がんやすい臓がん、白内障が出てきて目の手術をしたり、入れ歯や補聴器をつけなければ生活できない困難な状態が生まれること。で、10年ぐらいのピッチでやってくるという。

この本で面白いのは、老後の3K(経済、健康、こころ)を老後への持参金と呼んでいます。そして、「老いるショックを感じたら老いるマネーを考えろ」と、老後の生活資金(3Kの経済のこと)を“老いるマネー”と称して老いるマネーの大切さを説いております。

老後の持参金を準備して、三度の老いるショックを乗り越えて、いきいきと健康で長生きをしたいものです。

 

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