還暦同窓会
                                 2004.03.08

 
昨年末に還暦を記念して中学校の同窓会を開く準備をしていると書いたが、いよいよ大詰めになって来た。来月の開催で、ただいま出欠の葉書が戻ってきたところである。

去年から準備のための会合を何回か行ってきたが、大変だったのは名簿作りであった。去年から約半年かかって調べたが、長いこと音信不通となっていて、転居先もわからなくなっている人がいる。結局約150人のメンバーのうち故人となった人が12人、連絡先不明者は9人であった。

メンバーの努力もあって参加者は、約65人とほぼ半数の人が参加することになった。更に、恩師の先生4人も出席してくださるということで楽しみである。

卒業した中学校は、建物は建て替えれたが、まだ存続している。しかし、45年前とは周りの風景は一変している。昔は林があり、田畑があったが、今は住宅地となっており、昔を思い出させるものは何も残っていない。経済が発展してすべてが進歩したのか、それとも大事なものを破壊してしまったのか、どちらだろうか。、

60歳なんて、まだまだ若いとは言っても、中学校を卒業して半世紀になろうとしているのだから、中学生時代の出来事は一昔の話なのだなぁと思わざるを得ない。今の中学生と私たちの中学生時代とは、時代背景がものすごく異なっているので、ものの考え方が違っているのは仕方がないのだろう。

しかし、基本になる生き方、例えば、正直であること、感謝の気持ちを持つこと、志を持つこと、などは、いつの時代でも大事にしたいものである。家庭で、学校で、こういうことをきちんと教えているのだろうかと、疑問に感じる出来事が最近多くなっているのは、残念である。

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