大学の同期会
今年も大学の同期の仲間が集まった。東日本地区在住の仲間とは毎年集まっているが、今年は西日本地区との合同で、久方ぶりの全国区の集まりである。
前回の全国区の集まりは岩手県の花巻温泉であったが、今年は大津市の琵琶湖湖畔での集まりである。会場は「琵琶湖ホテル」であるが、幹事が石山寺・彦根城のオプションツアを用意してくれたので、私は早めに行きツアに参加した。
私は日本の歴史や文化遺産に疎く、彦根城がどんな城か知らないでいた。彦根城には彦にゃんとかいうマスコットがいたなぁという知識ぐらいしかなく恥ずかしい限りであった。
昔の仲間とお寺とお城を散策しながら、いつのまにか昔に戻り気さくにおしゃべりをした。ホテルに着き、遅れてきた仲間と合流した。30年ぶりに会えた仲間もおり、懐かしさもひとしおである。48人中21人が集まった。
残念ながら今年3月に胃癌で亡くなった仲間がいた。今まで一人も欠けず元気でいたのに残念である。
私たち仲間は現在64歳前後である。まだ現役で活躍中の人、ボランティア活動をしている人、趣味を楽しんでいる人と生き方は様々である。いまだに野球の試合やホッケーの試合に参加している人などがいてその元気さに驚かされる。ボランティアで福祉活動をしている人もおり、地域活動に根をおろしている人もいる。家庭菜園を楽しんでいる人が多く、この話になると自分の自慢話が出てきてかなり盛り上がった。
私たち仲間は自分なりの生き方を持っているようで、まだまだボケることなく長生きをしそうである。夜は会食が終わった後も、12時までお酒を飲みながら語り合った。
昔仲間と会うことは楽しいことである。1年の一度の出会いである仲間や数年ぶりに会う仲間がいるが、いつも出会っているような気分で話が出来るのが不思議である。
翌日は、比叡山延暦寺を訪れて皆で散策をした。広大な敷地と多くのお寺に圧倒されて俗世界から遊離した別世界に圧倒された。
京都駅でまた次の再開を約束して別れた。学生時代の仲間と会える機会があることは嬉しいことである。
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