しょうぶ」と「あやめ」
                               2006.06.19

13日は、葛飾区にある水元公園の「しょうぶ」が綺麗に咲いているということで、葛飾でのパソコン講習を済ませた後、出かけてみた。水元公園には、火曜日だというのに多くの人が出て賑わっていた。土曜日・日曜日は、もっと多くの人が出て混雑するのだろうと思う。平日に来て良かった。

「しょうぶ」は、どこにと思って見ると「あやめ」がいっぱい綺麗に咲いていた。恥ずかしいことに、この時は、「しょうぶ」と「あやめ」は同じものなのだと思ってしまった。そういえば、「しょうぶ」も「あやめ」も漢字では「菖蒲」と書くから、場所によって読み方が違うのだろうと、変に納得してしまった。

家に帰って調べてみると、「あやめ」はアヤメ科、「しょうぶ」はサトイモ科とある。あやめ(菖蒲)としょうぶ(菖蒲)は別物だという。そうすると、私が水元公園でみた「しょうぶ」は何なのだろうか。チンプンカンプンになってしまった。花に詳しい人に聞いたり、インターネットで調べたりしてやっと理解した。

水元公園の「しょうぶ」は「花菖蒲(はなしょうぶ)」のことでアヤメ科である。一方、端午の節句の菖蒲湯に使う「菖蒲(しょうぶ)」はサトイモ科であり、「しょうぶ」という同じ名前でもまったく別物を指している。

それでは、私が水元公園で見た「花菖蒲」は「菖蒲(あやめ)」と同じかというと似ているが違うものである。あやめ科に属している「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」は似たもの同士である。「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるようにこの二つはよく似ていて見分けにくいようです。

見分け方だが、私には出来ないが、次のように教わった。

背の高さ   あやめ:低い  かきつばた:中間  はなしょうぶ:高い
花の大きさ  あやめ:小輪  かきつばた:中輪  はなしょうぶ:大輪
花弁の元  あやめ:網目模様 かきつばた:白色  はなしょうぶ:黄色

これで、「しょうぶ」や「あやめ」を見に行っても恥をかかないですみそうである。

水元公園は四季折々の花が咲き乱れ、散策を楽しめる憩いの場所なので、また訪ねてみよう。

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