長寿高齢化社会での生き方
                               2005.03.28

現在は長寿高齢化社会である。日本の総人口はもうすぐ減少に転ずることになる。しかし、高齢者の人口は減少することなく、平均寿命の延びにより増加を続けている。総務省発表の数字によると昨年10月1日現在で、65歳以上の人口は2487万6千人で19.5%を占めている。5人に1人が高齢者ということである。これから団塊の世代が高齢者の仲間入りをすると更に急激に増加することになる。2050年には3人に1人が高齢者になるといわれている。

長寿社会は嬉しいことであるが、健康でいきいきと暮らしていけるかどうかは各個人のライフスタイルに左右されると考えられます。歳とともに老化することは避けられないが、老化のスピードは個人差が大きいようである。

以前に老いの心理学という話を聴いたことがあるが、その時に老いの特徴として30項目ほどが挙げられていた。老いは生活習慣の乱れによる身体的衰え、好奇心の欠如による知的能力の低下、引きこもりによる精神的衰えなどの影響により加速されている。ライフスタイルを改善することが出来れば、老いを遅らせて、長き人生を楽しむことが出来ると感じた。

この時の講演でも、「健康に年をとるための生き方」として次のことを挙げていた。

1.新しいことを習得する意欲(意欲を持ち続け実行すること)
2.移動能力の維持(自分の足で歩き続けること)
3.人間に関心を持つ(Human Watching)
4.身辺を清潔に(おしゃれと清潔感を保つこと)
5.仲間を持つ(仲間を作り交流すること)
6.子供に干渉しない(日本人は子離れが下手である)
7.自分史を書く(自分の心を若く保つことが出来る、頭を活性化させる)
8.旅行をする(外の世界に触れる)

長寿高齢化社会においては、これらを参考にして自分にあった生き方を見つけ出して、実行したいものです。そのためにも

● 生きがいづくり(長生きの目標)
● 自分にあった健康づくり
● 経済的自立
● 自己啓発

を念頭において自分流の生き方を確立しましょう。

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