春眠暁を覚えず
                                2003.04.13


「春眠暁を覚えず」とは中国の詩人・孟浩然の言葉である。この言葉の通り、春は 寝心地のよい季節で夜が明けてもなかなか起きれなくなる。昼間も暖かくなると眠気に襲われる。

しかし、この間のJR山陽新幹線の居眠り運転事件では、睡眠時無呼吸症候群がクローズアップされた。この居眠りは、春眠によるものでなく、睡眠不足によるものである。睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が一時的に止まって熟睡出来ず睡眠不足になるそうだ。

睡眠時無呼吸症候群になっていなくても、現代人は睡眠不足に悩んでいる人が多いようである。多忙で睡眠時間を十分に取れないためである。私も普段は6時前に起床して、7時の電車で出勤する。帰りは9時から10時頃になるので夕食をしたり風呂に入ったりして、1時間ぐらい自分の事をしているともう12時になってしまう。睡眠時間は6時間弱で、短いほうである。睡眠時間が短くてもぐっすりと眠って、昼間眠くならないようにしたいものだ。

厚生労働省の睡眠指針検討会でまとめた「快適な睡眠のための七箇条」に

・ 定期的な運動習慣が熟睡をもたらす
・ 軽い読書、音楽、香り、ストレッチなどでリラックス、ぬるめの入浴で寝付き良く
・ 夕食後のカフェイン摂取は寝付きを悪くする、「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする
・ 同じ時刻に毎日起床、早起きが早寝に通じる

などがあげられていた。

これを参考にして、質の良い眠りをたっぷりとり、さわやかに目覚めるようにしたいものである。皆さんの睡眠はいかがですか。

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