前向きの気持ちを持ち続ける
2010年の干支は「庚寅(かのえ・とら)」である。「庚」の文字には更新するという意味合いがあり、新たな形に変化しようとする状態を表すという。寅は、動物の虎ですね。虎には勢いがあります。
昨年は、政治の世界では政権交代が起きましたが、今年は日本の政治・経済が大きく変化していくでしょうか。虎の勢いで、明治維新や戦後の復興時のごとく日本社会が活性化して、「長生きはいいことだ」と実感できる社会に変化していくことを願っております。
さて、私個人の生活を見てみると昨年は「いきいき長生き人生」の講演を行うなど出だしは良かったのですが、その後は元気がなくなり尻つぼみとなってしまいました。一日に一万歩は歩こうとウォーキングに力を入れていましたが、油断していたら怠け草という雑草が私の心の中に生い茂ってきて、夏の暑さもあり、ウォーキングのさぼりが多くなってしまいました。それが原因したのか、秋口に中腰になって花の撮影をしていたら、腰に異様な痺れを感じたと思ったら、腰が痛くて立てなくなってしまいました。腰が痛いと自由に動き回ることが出来なくなる。動けないので何もする気にならず、気力も失せてくる。だんだんと何かをしようとする元気がなくなってしまい、活動も停滞してしまった。マンネリ化してしまい、いきいきとした動きが薄れてしまった。
この時痛感したのは、気力の衰えは体力の衰えと共に始まる、ということである。歳をとると共に体力が落ちていくことは、致し方ないことである。しかし、体力が落ちても、仮に病気になっても、気力を維持していきたいと願っている。しかし、まだ体力が落ちたのでなく、今は健康である。体力が落ちても気力を維持していく工夫を考える前に、健康なうちはいつも気力を充実させておけるように頑張りたいものである。
常に気力を充実させるためには、私のモットーである「いきいきと健康であること」を実践することである。怠け草が蔓延らないようにして、ウォーキングを続けることである。朝目を覚ましたら、床の中でぐずぐずせず外に出て歩くことにする。外に出てしまえば、空気はきれいだし、歩いていると体は温まり、頭は徐々に活性化してきていろいろな考えが頭に浮かんでくる。頭に浮かんだ考えをあ〜しよう、こうしよう、と考えているとやる気が出てくる。今日一日頑張るぞと、やる気が出てくる。
朝外に出てしまえば、やる気が出てきて、前向きの気持ちが湧いてくるのだから、ウォーキングを続けていけば、健康を維持しながら、前向きの気持ちを持ち続けることが出来るのだ。今年はさぼらずにウォーキングを続けるよう頑張ろうと決意したのである。
今年は寅年である。「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」のごとく前向きの気持ちを持って前に進めば、長生き人生を楽しむことが出来ます。
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