シニアよ、大志を抱け!
「少年よ、大志を抱け!」とは明治10年にアメリカ人クラーク博士が札幌農学校を去る時に残した言葉である。この言葉がその後の若者に大きな影響を与えたことは皆さんもご存知のとおりである。
最近の学校ではこの言葉を教えないのでしょうか。今の若い人たちは大志を抱くことなく、今のままで良いと云う人が多くなったように思われる。生活が豊かになったためだろうか、向上心の欠落が見られる。
シニアの人達はいかがでしょうか。シニアの人達も、定年を迎えたら悠々自適の生活でのんびりと暮らしたいと考える人は多いと思う。昔のごとく人生50年の時代ならば、定年後は余生をのんびりと暮らしても良かっただろう。しかし、今は高齢者社会となり、人生80年、いや人生100年となると、余生とは云っておれず、長い第2の人生を暮らさなければならない。悠々自適で、のんびりと過ごすには長過ぎる人生である。やりたいことをやらずに過ごしたのでは、悔いを残すかもしれない。大切に使いたいものである。
私は、「シニアよ、大志を抱け」と云いたい。ここで大志と云っても大それたことではなく、自分が望んでいること、自分がやりたいことを実現するという目標を見つけ出すことである。目標は努力をすれば実現可能なものとしたい。出来れば目標達成までに一つ一つクリアしたとわかる段階的に設定するのが良い。
第2の人生を有意義に生きるために、自分が望んでいるものを達成するという目標を心の中に抱き、実現するために情熱を燃やしたいものである。
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