超高齢社会
2008年の総務省の発表によると、総人口に占める65歳以上(高齢者)の割合は21.57%となっています。これは5人に1人が65歳以上だということを示しております。この割合は年々増えており、2015年には4人に1人が65歳以上の高齢者になると言われております。もう既に、島根県・秋田県・高知県・山口県など13県が25%を超えております。
高齢者が増えるとどうなるのでしょうか。2008年の発表数値を使うと、15〜64歳の人口が8,243万人、一方65歳以上の人口が2,819万人です。これは現役3人で1人の老人を支えていることを意味しています。約15年前の1995年は1人の老人を現役5人で支えていたのですが、現在は3人で支えなくてはならないと言うことです。だんだんと若者の負担が増大してきているのです。
また、日本人の平均寿命は、女性が85.99歳、男性が79.19歳です。全体の平均が82歳くらいです。80歳前に亡くなる人は半数以下で、半分以上の人が80歳を超えて生きているわけです。人生90年の時代です。90歳まで生きていると考えて人生後半の生き方を考えておかなければなりません。
定年後の人生は、余生だと考えて、成り行き任せでダラダラと不健康な生活をしているとどうなるのでしょう。若者に重荷を負わせて、世話になり、病気で寝ているようなことになりかねません。これでは「年寄は 死んでください 国のため」という川柳のとおり、年寄りは尊敬されず、邪魔者扱いにされるだけです。
現在は健康な高齢者が多くなっています。定年後の人生は、「余生」即ち「余りの人生」だと考えず、人生後半は、自分の自由になる時間がたっぷりあります。この時間を有効に使って、自己実現を図り、社会に役立つことをしましょう。生きがいを持ち、健康を維持し、「自分のやりたいこと」と「社会に役立つこと」を結びつけ、若者に依存することない生き方をしましょう。
それが「いきいき長生き人生」の長生き万歳の生き方です。
|