定年後の長い時間
定年後に自由になる時間はどのくらいあると思いますか。会社時代には通勤時間を含めると一日に10時間束縛されていたことになりますが、会社を辞めると寝る・食べる・排泄するなどの生理時間を除くと一日に14時間が自由になる時間となります。
60歳で会社を辞めて80歳まで生きていると、20年間で自由になる時間は、
20年 × 365日 × 14時間 = 10.22万時間 になります。
一方、40年間会社に勤めていた人の生涯労働時間は、
40年 × 250日 × 10時間 = 10万時間 となります。
即ち、定年後は、会社に拘束されていた時間とほぼ同じだけの自由時間を手に入れることが出来るのです。この時間を何に使うか、自分で決めることが出来るのです。なんとなく成り行き任せで時間を無駄にすることなく、自分のため、自分を成長させるために使いたいものです。
「一芸八年、商売十年」という言葉があります。一芸をものにしようとしたら、8年間こつこつと努力しなければならない。8年頑張ればものになるということです。8年で駄目なら10年、10年で駄目なら12年頑張るのです。
定年後の時間をこつこつと努力すれば、自分のやりたいことを実現することが出来ます。二宮尊徳の教えに「積小為大」という言葉があります。大事を成そうと思ったら小さな事を怠らず実行せよ。小さなことが積み重なれば大となる、ということです。
あきらめず毎日こつこつと努力して自分のやりたいことを実現させましょう。
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