50代からのステップ
私の定年後の生き方が10月20日付読売新聞朝刊のくらし家庭欄「50代からのステップ−その後」に紹介されました。
(読売新聞の記事)
自慢できるような活動をしているわけでもなく紹介されるのが恥ずかしいのですが、前向きの姿勢で「いきいき長生き人生」を楽しもうとチャレンジをしております。
定年退職後は自分の自由になる時間がいっぱいあります。これをどう活用するかが鍵だと思います。
私は会社人間で無趣味の人間だったので、会社を離れたら何もすることがなくなると心配しました。定年後1年もたつと会社の人脈は限りなくゼロに近づくと言います。定年後も会社仲間とのつながりを保てる人はいいのですが、ほとんどの人は会社との縁が切れると会社の仲間とはだんだん疎遠になるといいます。私もそうなるだろうという予感がありました。
そこで私が定年退職前にしたことは、会社とは関係のない勉強会やサークルに参加することでした。会社勤めのために時間を作り出すことは簡単ではなかったのですが、新聞や市の広報などをみて面白そうなのがあれば参加してみました。いわゆる種まきです。いくつかは自分に合わないとすぐに辞めてしまいましたが、自分に合いそうなものもありました。参加することにより別の情報も手に入り、予期しない方向につながったりします。そのうちに定期的に参加するようになり仲間作りに役立つものが出来てきました。芽が吹き出したというところです。種を蒔かないと芽は吹き出しませんから、種まきは必要なことです。芽が吹いた後、花が咲きます。一つでも大輪の花が咲けばという気持ちでやっています。
種蒔きで大事なことは、何でも種を蒔けばよいというものではなく、何か目標を持って種を蒔くことです。そのために私は自分の定年後の人生ビジョンを作りました。定年後にしたいことを何でも構わないからメモに書き出して、その中から本当にしたいことを順番に並べて、努力すれば出来ること、努力しても出来ないこと、実現可能性のあるもの、実現不可のもの、等々に分けて出来ないものは削除、出来ることを健康、仲間づくり、趣味、家族、地域社会、経済等々に分類して一枚の紙に人生ビジョンとしてまとめております。種蒔きは、そのビジョンにあうものを探して行いました。
定年退職してまだ半年が過ぎたばかりですので、これからどうなるかまだわかりませんが、種を蒔き、芽を吹かせたので、必ず大輪の花が咲き、これがやりたかったものだという物が見つかると信じています。
とにかく自分の意思で種を蒔くというアクションを起こすことが大切です。
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