家庭菜園の楽しみ
定年退職後の楽しみとして家庭菜園をしている人は多い。本格的に農業に挑戦している人もいるが、初めて野菜づくりをする人は30m2ぐらいの畑を借りて始めるのが良いと思う。
私はパソコンが好きで家の中にいることが多いので、外に出て自然と楽しむのもいいだろうと思い、奥様の家庭菜園の手伝いをしているのだが、いまだに一人で出来ないでいる。
家庭菜園は私の奥様の楽しみである。奥様と同じ趣味を持とうという気持ちもあって始めたのだが、家庭菜園は奥様の独壇場で私の出る幕がない。私は野菜の名前も知らず、栽培の仕方もわからず、奥様の言うがままに従っているだけである。畑の土起こし、竹で野菜棚つくり、草取り、水撒き、収穫などが私の出来る手伝いである。150m2ぐらいの大きさの畑を2箇所借りているので、結構大変である。今年の夏の草は元気がよく、草取りにこきつかわれている。といっても、私は用事があるからと云って時々逃げ出すので、実際は奥様が一人で朝早く出かけて一日中草取りをしているのである。本当に野菜づくりが楽しいのだなと、感心してしまう。
野菜づくりにあまり貢献していないが、それでも収穫のときは楽しい。時には出来すぎて悲鳴も出てくる。今年の春は、苺がいっぱい出来てしまった。採っても採っても次から次へと赤くなるので、毎日のように苺を食べることになった。
夏は、トマト・なす・きゅうり・にがうり・おくら…がいっぱいである。毎日野菜料理である。近所に配っても余ってしまう。採り立てのトマトにかぶりつくと驚くほど旨い。トマトはこんなにおいしい物だったのかと嬉しくなってしまう。
家庭菜園は私の趣味と云えないが、奥様と一緒に畑に出かけることは夫婦円満に役立っている。家庭菜園の手伝いを始めて3年になるので、そろそろ野菜づくりも一人で出来るようにならなければと思っているところである。
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